コラム


沖縄空手道無想会の会長である、新垣清最高師範の2010年12月のコラムです。
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沖縄空手道

無 想 会



昇級・昇段審査と雑誌の特集


  この木曜日は児童部の昇級審査で、土曜日は成人部の昇段審査がありました。
  おかげさまで全員が怪我も無く、無事に終了しました。
  成人部では、黒帯二名が誕生しました。
  これで無想会本部道場の今年の主な行事は完了しましたので、チョッと「ホッ!」としています。

  土曜日の昇段審査は朝10時からの開始でしたが、こちらは朝六時ころから起きて準備を始めました。
  まずPCを起動させてメールを確認してみると、ロサンジェルスから野田氏の英語による弊会の講習会の感想文が送られてきていました。
  それは感想文というよりは、もう説明文としてもよいほどに丁重であり、それも英文であったために非常に重宝しています。
  横着なわたくし(だって、英訳するのは面倒なんですよ)は、後記する「特集」の英語での説明は、この感想文で「OKね!」と思っています。野田さん、Thank You(なぜかここだけ英語?)。

  さらに小平氏が、月刊「空手道」2011年1月号の「新垣清直伝 講習会 in USA」という特集をスキャンしてくれて送ってくれていました。
  内容は一応は福昌堂からの原稿で確認していますが、やはり雑誌に載るまではどのような形容になるのかは分かりませんから、一読して「良かった!」と一息つきます。
  七ページ総カラーの特集であり、札幌同好会代表の小平氏の、大奮闘の賜物です。
  「鬼の編集長(アッ! ゴメンサナイ)」である水口さんのOKを得て、雑誌にこれだけ載せて貰えるというのは、並大抵のことではありません。

  でも特集を読み進むうちに、「アレッ?」と思う部分があります。

  それは受講してくれた日本人の四名のうち三名の方は、チャンと写真に写っているのです。そして、文章と写真の兼ね合いもOKです。でも肝心の小平氏は、集団での記念撮影以外には影も形も見えません。
  特集の文章の作成と、他の人間を撮ることに自らが一所懸命になって、自分が被写体になるのでは無く、撮る方、書く方の、いわゆる裏方に徹してくれたのです。
  これは以前に、わざわざカナダセミナーに一人で参加してくれ、月刊「空手道」に載せるために写真を撮り記事を書いてくれた、札幌同好会副代表の大山氏も同様でした。

  特集を読み返すつどに、「アッー、小平くん、頑張ったなー」としみじみ思いました。

  どんな仕事でも、それが大きく立派であればあるほど、自らを殺して裏方に徹して頑張る人間が必要です。その仕事が社会的な影響が大きく有れば有るほど、そのような人間の存在が必要不可欠なのです。

  わたくしは「無想会」空手という小さいながらも一つの組織の長であり、人を束ねて武術としての沖縄空手(首里手)を社会へ普及させていくという志を持っています。そのためには、対外的には注目を浴びるための「人寄せパンダ」の役割もあります。

  そしてわたくしのようなお調子者は、そのパンダの役割で浮かれてしまう時も多多あります。
  でもその影に隠れるようにして、自らの役割に撤して頑張る人間も数多くいるのだということを、常に肝に銘じていこうと思っています。その事を、再認識させてくれた特集だと思っています。
  

   
  2010年12月5日
 

  P.S. 月刊「空手道」2011年1月号、小平氏の努力の結晶です。ぜひ身銭を切って、購読してくださいね。




気抜け

  
  お陰さまで昇級・昇段審査が無事に終わりましたが、その後に「気抜け」状態が続いています。

  でも気が抜けた状態で、ノラン・クランしていると風邪もひきますし、体重もドンドン増えていきます。

  そのために、どこかで歯止めをかけなければなりません。

  道場での指導では、昇級・昇段審査の結果をみて欠落していた部分を埋める練習方法を行なっています。さらに上級者には、棒の形と組み棒を徹底的に指導しています。
  そして基礎運動の部分でも、16歳前後の少年・少女部の数が増えているので、彼らの心身の発育の程度を考慮して、胴体内の筋肉の強化に力を入れています。

  自分の練習では、棒を主にしていますが、棒を振りすぎて肘が痛いです。まあ、日ごろの不鍛錬の結果なのですけどね・・・。

  ただ怠け者のわたくしでも、一応の目標というものはありますし、それに向かって精進しようという気持ちも(偶には)あります。

  じつは書いた原稿の出版や、来年のセミナーやワークショップ開催に向けて少しずつ前向きに努力はしています。今はスタンバイ、すなわち待ちの状態です。しかしこの待ちの状態を受動的、あるいは怠惰に待つのか、それとも能動的、生産的に待つのかで全然結果が違ってきます。

  すこし気持ちを整理して除々に自分の学習のためにも、積読(ツンドク)でたまっていた本を読み、時間が無くて、あるいは寒いから外に出るのがイヤで、観れなかった映画なども観に行こうかと思っています。

  来年は「沖縄武道空手の極意」の「その五」の原稿を書き終える心算ですが、この五でこのシリーズはようやく打ち止めになる予定です。その後に「平安(ピンアン)」の形について記する予定ですが、一応考えはまとまっており、原稿は半分は出来ています。さらに、すでにこの平安の形の解釈で弊会の道場では指導しており、一応の成果をあげてはいます。

  ですから時間をみては書き続けていけば、この原稿も何時かは完成して、運がよければ出版までもっていけるでしょう。

  来年は各地でのセミナー、本部でのワークショップ、本の出版などと自分が忙しく動き回らなければならない状態が目白押しです。

  「オイオイ、大丈夫かよ?」と自問する時もありますが、多くの人々の協力を得ながら、一つ一つこなしていけば、怠け者のわたくしでも、「どうにかなる!」という希望的観測を持ちつつ、能動的スタンバイで年末を迎える所存です。



    2010年12月12日



「馬鹿」と「風邪」


  先週のコラムで気が抜けてしまったので、風邪をひかないように気をつけなければならないときしましたが、案のじょう悪性の「風邪」にかかってしまいました。

  よく巷では「馬鹿は、風邪をひかない」といいますが、それは間違いです。

  わたくしが、その生き証人です(べつに、自慢している訳ではないけどね)。

  わたくしの場合も馬鹿の特徴として、めったに風邪をひきませんが、毎年この時期に一度は寝込むほどの風邪に見舞われます。

  じつはインフルエンザの予防注射をして、帰宅直後に喉は勿論のこと鼻の中まで「うがい」をして、寝るときは「鼻口」を広げるテープを張り、時々は口の中が乾くのを防ぐためにマスクをして、加湿器を起動した部屋で寝ます。

  でも、ダメなんですよねーー。

  毎年この時期には、道場にとっては一番重要な昇段審査が行なわれて、それが無事に終わるとホッとしてしまうしのが理由の一つですが、じつは道場一杯に広がる児童部の生徒を教えることが一番の理由だと思っています。

  この年頃の子供たちは、「弟子」などという言葉でいうのも面映いほどで、「生徒」あるいは「子供たち」と言った方が適切です。元気一杯の子たちですが、この時期には、鼻水はたらすは、咳はするはで大変です。その鼻水を膝を折って、供えつけのテイシュなどで拭いてあげて、緩んだ帯を締めてあげたりしていると、どんなに手を洗っても、うがいをしても無理です。

  ですからもう諦めていますが、この歳で悪性の風邪に掛かると熱や咳も大変ですが、身体中の古傷が痛んでゲンナリしてしまいます。

  いままでの空手の修行で傷めた手足、胴体、そして頭の中(?)の傷が、ベッドの中で横になっている自分の身体の中で、強烈な自己主張を始めるのです。

  まあ、直接打撃のいわゆるフルコンから、防具付きの硬式組手、それにグローブをつけての殴り合いまでやってきていますし、演武では多くの試し割りもしてきているので、それこそ身体内の全ての筋肉がうめき始め、関節が疼きます。

  ああっー、シンド!!

  先週の木曜日と金曜日は道場を閉めて、養生していますが、まだまだこの日曜日にPCに向かっても、頭は痛い(悪い?)や、関節はギイギイ言うし、机の上は鼻紙の山ができています。

  もう恒例になっているので慣れっこではありますが、あと一週間ほどは身体を大事にして、ゆっくり動いていく心算です。

  メリー・クリスマス!!


  2010年12月19日

  




2010年


  本年中は、お世話になりました。

  おかげさまで、今年はどうやらコラムを書き続けることが出来ました。
  さらに札幌同好会の小平代表、大山副代表などの各氏のお陰で、今年の目標であった月刊「空手道」に特集を載せて頂くこともできました。
  これも一重に、関係者の皆さまのお陰です。

  心より、感謝しております。

  有り難うございました。
  
  年末のここ二週間ほどは、インフルエンザでダウンしてしまい、どうにか回復してきたと思ったら、今度はどうもインタネットでのメールの送受信が上手く行かなくなりました。どうも、わたくしの人生そのままのような師走になりましたが、これもシブトク頑張ってどうにかなっていくようです。
  コラムをお読みになった皆さまにはご心配、ご迷惑をおかけしましたことを、お詫びいたします。
  
  さて来年はウサギ年ですが、弊会にとってはホップの次の段階である、ステップにあたる年になると思っています。
  幸いなことに師(?)であるわたくしは、ダメ人間の典型みたいなものですが、道場や同好会などの弟子に恵まれている身ではあります。
  ですから彼らの協力を得ながら、ステップの段階にまでは持っていけることが出来たことは、幸いであると思っています。それと同時に、今後も彼らの努力を無にしないようにしなければならないという、責任も感じてしまいます(嗚呼、シンド!)。

  いい加減な性格のわたくしの場合は、ウサギ年を迎えても、少し気を許すと暴飲の結果の二日酔いで、ウサギのような真っ赤に充血させた眼に為りかねません。さらに暴食のせいで動きがヨタヨタして、ステップどころか転がって動いた方が速いのではないか? ということになってしまいます。

  そのような無様な格好を余り世間様にはお見せしないように、自分なりに頑張る心算ではあります。

  しかし皆さまのご鞭撻が、なによりもこのようなチャランポランな人間の身の為になりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

  皆さま、どうか良いお年をお迎えください。



  2010年12月末日